トッププチコン関連 > サンプルツール操作説明


プチコンではサンプルプログラムとして、
・BG、スプライトで使用するキャラクタを編集する「CHRED」
・スクリーンデータ(BG面の配置情報)を変種する「SCRED」
・グラフィック面を使用した簡易ペイントツール「GRPED」
・ドロー系のグラフィックツール「DRWED」
がありますが、説明書には数行の解説しかないため操作がよくわからない、という人がいるかもしれません。
(私も最初は少し戸惑いました)
ということで、簡単にですが操作説明を書いておきます。

なお、プチコンのグラフィック機能の解説(「BGとは何か」など)はここには記載してありません。
(本当は初心者の人向けにこういった解説もしたいのですが…そこまでの余裕はありませんでした)



CHRED
BGやスプライトに使うキャラクタを編集・読み書きできます。
データはバンク(ページ)単位・CHR形式で保存できます。
(1バンクは8x8単位のキャラ×256キャラ分の領域があります)


・編集画面
上画面には現在選択中の画像バンクの一覧、
コピー用のストック、アニメーション確認用の表示があります。
下画面の編集するデータの種類、バンクをタッチして選択し、
十字キーでバンク内の編集位置を移動、下画面左側の編集領域をタッチして描いていきます。
  
上画面下画面
chred_01a.jpg(36161 byte)chred_01b.jpg(33504 byte)
[上画面の説明]
上側に選択しているバンクのキャラクタが表示されます。(十字キーで編集する場所を移動できます)
下側の3つの枠は左から順に、
・Aボタンでコピーした画像のストック表示。(Bボタンで現在の編集位置へ貼り付け)
・最後に編集領域にタッチする前の画像(アンドゥバッファのようなもの、Rボタンで貼り付け)
・スプライトのアニメーション表示(スプライト(SPU)編集時のみ、下画面のSPANIMで設定変更)
右下の数字は左から選択中のキャラ番号(バンク0からの通し番号)、選択位置のキャラ単位での座標です。

[操作]
十字キー:編集する場所の移動
A:編集中の領域を左側のストック(以降、左ストックと表記)へコピー
B:左ストックの画像を現在編集中の領域へ貼り付け
R:中央のストックの画像を現在編集中の領域へ貼り付け
X:左ストックの左右反転
Y:左ストックの上下反転
L+十字:左ストックの画像を指定方向へずらす(はみ出た部分は反対側へループする)
下画面へタッチ:下記参照

[下画面の説明]
タッチ操作にて各項目を選択します。
chred_01b2.jpg(37433 byte)
[1]:編集領域です。ここにタッチすると指定した色・方法で描画します。グリッドはキャラサイズ(8*8)単位です。
[2]:編集するデータの種類を選択(BU=BGキャラ(BGU)、SU=スプライトキャラ(SPU)、BF=フォント(BGF))
[3]:編集するバンクの選択(データの種類によってバンク数は異なる)
[4]:描画する色の選択
[5]:指定中の色の調整 ※編集した色情報はCOLデータとしてCHRデータと別に保存する必要があります。
[6]:パレットの系列番号の選択
[7]:上画面のSPANIM欄の設定(cn=コマ数、wa=表示切替間隔)
[8]:編集するサイズの選択(キャラ単位) ※プチコンの仕様上、選択不可能な組み合わせがあります。
[9]:ファイルメニュー(後述)の表示
[10]:ペン先(編集領域への描画方法)の変更(左から指定色で消去、塗りつぶし、点描画)



・ファイルメニュー
chred_02.jpg(22123 byte)
※CHRデータの読み書きは編集中のバンクを対象に行います。
L:CHRデータの読み込み
S:CHRデータ保存
LC:パレットデータ(COL)の読み込み
SC:パレットデータ(COL)の保存
Q:編集画面に戻る
E:CHREDの終了



SCRED
スクリーンデータ(SCR形式、リソース名:SCU0/SCU1)の編集ツールです。
プチコンのBG面は8*8ドットのBGキャラ(BGU0〜3)を並べて表示しています。
このBGキャラの配置情報がスクリーンデータです。(スクリーンデータには画像データは含まれません)
RPGツクールのようなツールに例えると、
BGキャラはマップチップ、スクリーンデータはマップデータにあたります。

スクリーンデータは64*64マス(512*512ドット)、奥手前の2面(2層)分あります。
データの読み書きは1面単位なので注意してください。

最初にキャラ(CHR)を読み込むか聞かれます。ここで指定したキャラはバンク0(BGU0)に読み込まれます。
他のバンクへ読み込む場合はメニュー画面でバンクを切り替えてファイルメニューから読み込んでください。


・編集画面
この画面でBGキャラを配置します。
A+十字でキャラを選択し、下画面へタッチするとその場所に配置されます。
  
上画面下画面
scred_01a.jpg(27091 byte)scred_01b.jpg(28533 byte)
[操作]
十字:下画面スクロール
B:グリッド表示切り替え
Y:レイヤー切り替え
A+十字:キャラ選択
R+十字:キャラ選択サイズ変更(2x2キャラサイズなど、大きなパーツを置く場合につかう)
X:メニュー画面へ
下画面へタッチ:選択中のキャラを配置

[上画面の各項目について]
OFS:スクロール位置(=左上の座標)
CHR:選択中のBGキャラ番号(左:16進表記、右:10進表記)
BANK:選択(表示)しているBGバンク
PAL:選択中のパレット番号
LAYER:操作先のレイヤー(BG面)番号(0=手前、1=奥)
REVH:ON=画像を左右反転して配置
REVV:ON=画像を上下反転して配置
VIEW:BG面表示方法(ON=両方表示、OFF=操作先の面のみ)
※BANK、PAL、REVH、REVV、VIEWは下記のメニュー画面で変更できます。


・メニュー画面
  
上画面下画面
scred_02a.jpg(17845 byte)scred_02b.jpg(27535 byte)
[操作]
下画面にタッチ:キャラ選択(ドラッグで矩形選択)、項目選択
X:編集画面へ戻る
A:ファイルメニューへ
十字:キャラ選択
R+十字:キャラ矩形選択

[下画面の各項目について] ※タッチすると選択、もしくは切り替え
キャラ一覧:タッチでキャラ選択、ドラッグで矩形選択
手前のレイヤー:手前のレイヤーを操作先にする
奥のレイヤー:奥のレイヤーを操作先にする
両方表示:BGの奥・手前の2面を両方表示(OFFの場合は選択中のレイヤーのみ)
左右反転:画像を左右反転して配置
上下反転:画像を上下反転して配置
0〜3:バンク切り替え
0〜15:パレット切り替え
※パレット番号、反転情報は各マス毎に独立して格納されます。


・ファイルメニュー
scred_03.jpg(15960 byte)
L :SCR読み込み(現在選択中の画面)
LW:SCR読み込み(両面)
S :SCR保存(現在選択中の画面)
SW:SCR保存(両面)
COL:パレット(COL)読み込み
CHR:現在選択中のバンクへCHR読み込み
Q:エディット画面へ戻る
E:このツールを終了する
※LW,SWの場合は操作するファイル名を続けて2回指定する(SCU0(手前)→SCU1(奥)の順)



GRPED
グラフィック面への簡易ペイントツールです。
描いたデータはGRP形式で保存できます。


・編集画面
十字・ボタンでパレットと描画方法を選択し、
下画面にタッチして描いていきます。
  
上画面下画面
grped_01a.jpg(19864 byte)grped_01b.jpg(17247 byte)
[操作]
十字キー:色選択
X:描画方法の変更
Y:PSETのペン先の太さ変更
A:ファイルメニューを表示
R:下画面にグリッド表示
下画面にタッチ:指定した方法で描画

[各描画方法について]
LINE・BOX・CIRCLE・FILLはドラッグ(タッチし続ける)をして、
最初にタッチした場所(始点)と離した場所(終点)を基に描画されます。

PSET:タッチした部分に点を描画 Yボタンで太さを変更可能
LINE:始点〜終点間を結ぶ線を描画
BOX:始点〜終点間を対角線とした長方形枠を描画
CIRCLE:始点を中心、始点〜終点を半径とした円を描画
PAINT:塗りつぶし
FILL:始点〜終点間を対角線とした長方形を描画(BOXと違い内部を塗りつぶす)
CLS:指定した色で画面全体を消去


・ファイルメニュー
grped_02.jpg(16624 byte)
L:GRPデータの読み込み
S:GRPデータ保存
LC:パレットデータ(COL)の読み込み
SC:パレットデータ(COL)の保存
Q:編集画面に戻る
E:GRPEDの終了



DRWED
ドロー系のグラフィックツールです。「A点からB点へ直線を描画」といった描画動作単位での管理をしているので
自由なアンドゥが可能です。
データは通常の画像データ(GRP)の他、上記の描画動作情報を含めたデータ(これもGRP形式)でも保存できます。
後者のデータに関しては公式サイトに再生プログラムが公開されています。
(DRWEDの「関連プログラムのQRコードを見る」からQRデータをダウンロードできます。)

編集画面
(以下編集中…)





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