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電車でGO! プロフェッショナル2 メモ書き

プレイしていて個人的に気になったことを調べた結果を書いておきます。
(攻略本に載っているのかもしれませんが持っていないので…)
どうでもいいような小ネタも併せて載せてあります。



・連結ボーナスゲームについて
本作とFINALでは説明書にも解説が無く不親切に感じましたが…
成功の条件は、
 ・2〜4km/h程度の速度で連結
これだけのようです。上記に加え、
 ・車両を動かす前に警笛を鳴らす
 ・残り3m前後(275〜325cm)で一旦停止
で、連結成功時のボーナスがそれぞれ2秒ずつ追加されます。(両方満たせば+4秒)
(一旦停止後に警笛を鳴らしても追加ボーナスはありません)
初期作では一部を除いて連結の衝撃が小さいほどボーナスが多くもらえましたが、
本作は固定(難易度による)の上、むしろ衝撃が小さすぎても連結失敗となるので
初代〜2の頃と同じようにやると失敗となってしまうので注意が必要です。
また、5km/hを出した瞬間にも即失格となります。(ただしそういった説明は一切無し)

・クリアマーク(星マーク)について
クリアしたダイヤはダイヤ選択画面で天気・時間帯の下に星マークがつきますが
星マークの色はプレイ終了時に出る運転評価の最高得点によって決まり、
1〜49点→、50〜99点→、100点以上→ となります。
コンティニューを大量に行うなどして0点だった場合は、最後まで到達しても星がつかない様です。(クリア扱いにはならない?)
後述するように100点が満点というわけではないのですが、
本作は星マークだけで最高得点は表示されず、
プロ1のように最高難易度やプロフェッショナルモードでのクリアを示すものも無い様なので
金星を獲得したらそれ以上やりこむ気が起きなかったという方もいたのではないでしょうか。
(私は得点以前にクリアを目指すだけで精一杯ですが…)
ちなみにセーブデータには星マークの状態ではなく最高得点そのものが記録されている他、
走行距離も路線別に管理されていたりします。
ちなみに下の方に書いてある欠番ダイヤは、最高得点のセーブデータの位置の対応を調べている時に
ダイヤ毎の場所の対応がズレることがあることから偶然発見したもので、
元々欠番ダイヤを探す目的で見つけた訳ではなかったりします。


・運転評価について
※以前書いてあったことが正確ではなかったので、減点項目も含めて書き直しました。

運転終了後に表示される運転評価は、基本的には100点(20点×5項目)からの減点式ですが、
特定のボーナスを取ることなどによって加点もされるため、最高点は100点+α(ダイヤによって異なる)になります。
(一応、各項目は最大で40点なのですが、全て獲得してもそこまでにならなかったり、
 そもそもダイヤによっては対応するボーナスがないことも多いです)
なお、持ち時間は運転評価に一切関わりません。

加点・減点共に、時刻・停止位置誤差累計以外は「回数」のみをカウントしているようです。
なので、例えば速度制限違反は5km/h超過・50km/h超過のどちらでも、運転評価の減点幅は同じです。

※以降の「到達駅数」「全駅数」は開始駅は含めず、通過駅を含めた数になります。
 運転免除で途中駅からスタートした場合も、到達駅数は本来の開始駅からの駅数になります。
※式は実際の計算と順番が違う場合があります。

まず各項目の基礎点として、
 (20 × 到達駅数÷全駅数) − (コンティニュー回数×8)
 ※計算結果がマイナスの場合は0点
つまり、ノーコンティニューで最後まで到達できれば20点で、
途中でゲームオーバーとなって終了したり、コンティニューしていた場合はそれより小さくなります。
これに下記の行為の回数や誤差累計を基に加減算したものが各項目の得点となります。
判明している限りでは下記の行為が評価に関わってきます。(これ以外にもあるかもしれません)
(下記の表で単に(+2)などのように数字だけが書かれているものは1回あたりの点数で、
 該当行為を行った回数分だけ加点・減点されます。
 式が書かれているものは最終的な誤差や獲得回数の合計に対して計算されます)
ダイヤの正確さ  + 通過駅で定通ボーナスを獲得(+2)
 + 定通ポイント・定速ポイントでボーナス獲得(+2)
 − 時刻誤差の平均が10秒ごとに-1点(時刻誤差累計÷到達駅数÷10)
   (定通ポイントの時刻誤差は集計対象外)
  ※時刻誤差は秒数が整数でカウントされる(=小数点以下の誤差はカウントされない)
   また、÷10の部分は×0.4の後÷4されている
停止位置の正確さ  + Good・Great停車ボーナス獲得(20 × 獲得回数÷全駅数)
   (ペナルティ無し&誤差1m未満で停車に成功、加えて時刻誤差0秒でGreat)
 − 停止位置の誤差 (誤差累計(m単位)÷到達駅数×2)
  ※加点・減点共に割る数が「停車駅だけの数ではない(通過駅も含む)」点に注意
   停止位置誤差はcm単位の誤差も累積され、駅数で割った時点で小数点以下が切り捨てられる?ので
   減点は2点単位になると思われる(ただし検証不十分)
ブレーキ(乗り心地)  + 強いブレーキ(B7以上?)を一切使わずに次の停車駅まで到達(20 × 成功回数÷全駅数)
  ※画面に表示されない要素なので注意、急ブレーキペナルティをした場合は無効
   これも割る数が「停車駅だけの数ではない(通過駅も含む)」点に注意
 − ATS作動(-8)
 − 非常ブレーキ(-4)
 − 急ブレーキ(-4)
 − 急速ノッチ切り替え(ブレーキ)(-4)
信号・標識を守る  + セクション通過ボーナス獲得(+4)
  ※ボーナスの無い気動車や交直セクションは対象外
 − ATS作動(-4)
 − 速度制限違反(-2)
 − 警笛標識無視(-2)
 − ヒューズ切断(-2)
安全性への配慮  + 隠し警笛ボーナス獲得(+2)
 + セクション通過ボーナス獲得(+2)
 − ATS作動(-2)
 − 非常ブレーキ(-2)
 − 急ブレーキ(-2)
 − 急速ノッチ切り替え(ブレーキ)(-2)
 − 速度制限違反(-2)
 − 警笛標識無視(-2)
 − ヒューズ切断(-2)
 − 警笛過多(-1)
 − 急速ノッチ切り替え(マスコン)(-1)
 − 戸締め前マスコン投入(-4)

ブレーキ系と標識無視系の違反は複数項目で同時に減点されるので注意が必要です。
一方でセクション通過ボーナスは 信号・標識を守る と 安全性への配慮 の両方で加点されます。
セクションはナビゲーションには表示されないものの、ゲーム画面上に表示はされるので
該当ボーナスがあるダイヤでは逃さずに狙っていきたい所です。

ダイヤの正確さの減点は平均誤差10秒でようやく-1点と異様に緩く、設定ミス(計算ミス?)を疑うレベルです。
ノーコンティニュークリアの場合はむしろ低い点を取る方が難しいです。
(そもそも時刻誤差は秒単位で整数で管理されている(1秒未満の誤差はそもそも集計されない)ので
 10で割る意味が分からないのですが…開発途中までは誤差0.1秒を1として管理していたのを変更した、
 もしくは過去作がそうなっていた?が式を変え忘れた、とかなのでしょうか)
加点の方も、時刻と関係ない定速ポイントが対象になっている一方で、
Great停車は対象かと思ったら無関係でした。
(この為、通過駅や定通・定速ポイントが無いダイヤでは加点要素はありません)
低難易度のダイヤなら通過駅定通の範囲が広いので楽に獲得できるのですが、
ほぼ定刻でないと定通にならない高難易度のダイヤや、
最高点を狙うには誤差0秒でしかボーナスを獲得できない定通ポイントに頼る必要がある
湘南新宿ラインではこの項目で高得点を狙うのが難しくなります。

停止位置の正確さの加減点とブレーキ(乗り心地)の加点は一見すると
「全て成功すれば+20点」「停止位置の平均誤差1m毎に-2点」のように思えますが、
実際には停車駅だけの数ではなく、通過駅も含めた全ての駅の数で割っているため、
各駅停車では上記の通りなものの、快速や特急では停車の回数よりも
割る数の方が多くなるため、増減幅が小さくなっていきます。

信号・標識を守る と 安全性への配慮のセクション通過・隠し警笛は
ダイヤによっては該当ボーナスが無い場合があります。

・隠し警笛について
隠し警笛の受付範囲は通常の警笛鳴らせと同じ距離です。
(対象となる地点から手前方向に一定距離が受付範囲、難易度が高い程受付範囲が短い)

難易度によって獲得秒数は1〜3秒となっていますが、2秒以上もらえる難易度でも
タイミングが遅いと獲得できる秒数が少なくなります。
最大で3秒もらえる場合は受付範囲を3等分してそれぞれ3秒、2秒、1秒、
最大で2秒もらえる場合は2等分して2秒と1秒、といった形になっているようです。

・難易度による違いについて
このゲームではダイヤ毎に設定された5段階の難易度の他、
ゲーム設定で変更できる4段階の難易度設定がありますが、
この2つを足したものが実際にプレイする際の難易度設定となります。
ゲーム設定の難易度が初期設定の「ふつう」の時を基準にすると、
「やさしい」では難易度が1段階下がり、「むずかしい」では1段階上昇、「エキスパート」では2段階上昇します。

つまり、「やさしいで難易度4のダイヤ」と「ふつうで難易度3のダイヤ」「むずかしいで難易度2のダイヤ」
の3つは同じ難易度設定になります。(ただし後述の通り、持ち時間の初期値はダイヤにより異なります)

この難易度設定により、初期持ち時間や停車合格範囲、
ボーナスや違反行為での持ち時間の増減幅などが変わります。

以下の表では難易度設定が「ふつう」の時のダイヤ難易度を基準とし、
(=難易度「ふつう」ならダイヤ難易度通りの番号を参照、やさしい:-1、むずかしい:+1、エキスパート:+2)
最も簡単な「やさしい+ダイヤ難易度1」を難易度0、
最も難しい「エキスパート+ダイヤ難易度5」を難易度7と表記しています。

持ち時間の初期値はプレイするダイヤの駅数に応じて難易度毎に5段階用意されていて、
駅数が多い方が持ち時間の初期値が多くなります。
この駅数には運転開始駅や通過駅も含まれますが、
湘南新宿ラインのホームの無い定通ポイントのみの駅は駅数にカウントされません。
↓項目  難易度→ [0] [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] 備考
初期持ち時間
1〜5駅
6〜10駅
11〜20駅
21〜30駅
31駅〜
40秒
50秒
60秒
70秒
80秒
35秒
40秒
45秒
50秒
60秒
30秒
35秒
40秒
45秒
50秒
30秒
30秒
35秒
40秒
40秒
20秒
25秒
25秒
30秒
30秒
15秒
20秒
25秒
25秒
25秒
10秒
10秒
15秒
15秒
20秒
5秒
10秒
10秒
15秒
15秒
停車・通過関係
停車位置の合格範囲 5m未満 5m未満 4m未満 3m未満 2m未満 1m未満 30cm以内 30cm以内
定着・定通許容範囲 -10〜+9秒 -8〜+7秒 -5〜+4秒 -3〜+2秒 -1〜+-0秒 定刻のみ 定刻のみ 定刻のみ この範囲内なら減点なし・定通ボーナス獲得可能
通過駅定通(基本値) +5秒 +5秒 +4秒 +3秒 +2秒 +2秒 +1秒 +1秒 連続成功で獲得秒数1秒ずつ増加
定通・定速ポイント +3秒 +3秒 +3秒 +2秒 +2秒 +2秒 +1秒 +1秒 誤差なくぴったりの場合しか獲得できない
早着(1秒毎) ×-1秒 ×-1秒 ×-1秒 ×-1秒 ×-2秒 ×-2秒 定着許容範囲に関係なく定刻からの誤差で計算
延着・延通(1秒毎) -1秒 -1秒 -1秒 -2秒 -2秒 -3秒 -4秒 -5秒
Good停車(基本値) +5秒 +5秒 +5秒 +4秒 +3秒 +3秒 +2秒 +2秒 急ブレーキ・非常ブレーキをせずに+-99cm以内に停車
Good/Great連続成功で獲得秒数1秒ずつ増加
Great停車(基本値) +10秒 +8秒 +8秒 +6秒 +5秒 +5秒 +3秒 +3秒 Good停車に加えて時刻誤差0秒
Good/Great連続成功で獲得秒数1秒ずつ増加
停車位置エクセレント +10秒 +10秒 +10秒 +10秒 +10秒 +10秒 +10秒 +10秒 誤差0cmで停車(Good/Greatとは別に加算)
合格範囲過走
(過走距離1m毎)
×-1秒 ×-1秒 ×-2秒 ×-2秒 ×-2秒 ×-3秒 ×-3秒 ×-3秒 停止位置からではなく合格範囲を超えた分のみが対象
(合格範囲からはみ出した直後が過走1m)
ATS作動・非常/急ブレーキ使用 -1秒 -1秒 -2秒 -2秒 -3秒 -3秒 -4秒 -5秒 急ブレーキは低速域での強いブレーキで発生
停車時の非常制動使用 -5秒 -5秒 -10秒 -10秒 -15秒 -15秒 -20秒 -30秒 停車後の運転評価画面で減点される
車止め激突 -3秒 -3秒 -4秒 -4秒 -5秒 -5秒 -6秒 -6秒
 
速度制限関係 [0] [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]
速度制限標識の予告範囲 250m 250m 200m 150m 100m 50m 0m 0m
速度超過の許容範囲 +5km/h +5km/h +4km/h +3km/h +2km/h +1km/h なし なし この速度までは超過しても減点されない
速度超過 ・ 固定減点→
許容速度1km/h超過につき→
-2秒
 
-2秒
 
-2秒
 
-3秒
×-1秒
-4秒
×-1秒
-5秒
×-2秒
-8秒
×-2秒
-10秒
×-3秒
両方を合算したものが実際の減点秒数になる
超過速度は上記の許容範囲を超えた分が対象
警笛関係
警笛鳴らせの予告範囲 50m 50m 40m 40m 30m 30m 20m 20m この範囲内でしか受け付けない(隠し警笛も同様)
隠し警笛(最大獲得秒数) +3秒 +3秒 +3秒 +2秒 +2秒 +1秒 +1秒 +1秒 タイミングが遅いと獲得秒数が減る
警笛標識無視 -1秒 -1秒 -2秒 -3秒 -4秒 -5秒 -5秒 -5秒
警笛過剰 15回
-1秒
10回
-2秒
7回
-2秒
5回
-3秒
3回
-3秒
短時間に指定回数以上鳴らすと発生
不必要警笛 -2秒 -2秒 -4秒 -5秒 戸締め前の警笛
その他
セクション通過 +3秒 +3秒 +3秒 +2秒 +2秒 +2秒 +1秒 +1秒 気動車や交直セクションは対象外
セクション内停車 -2秒 -2秒 -2秒 -2秒 -2秒 -3秒 -4秒 -5秒
ヒューズ切断 -3秒 -3秒 -3秒 -4秒 -4秒 -5秒 -5秒 -8秒 交直セクションでの力行
連結ゲーム成功 +10秒 +8秒 +7秒 +6秒 +5秒 +4秒 +3秒 +2秒 下記2項目成功で獲得秒数が増加する
・最初に車両を動かす前に警笛を鳴らす(+2秒)
・3m手前(275〜325cm)で一旦停車(+2秒)
長時間停車 -5秒 -5秒 -5秒 -5秒 -5秒 -5秒 -5秒 -5秒
戸締め前マスコン投入 -1秒 -2秒 -3秒 -4秒 -5秒 -5秒 コントローラーによってはできない
急速ノッチ切替 -2秒 -2秒 -2秒 乱暴にマスコンやブレーキを切り替えると発生
(短時間にマスコン・ブレーキを切り替え続けていると発生)
[0] [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]



以降は攻略に関係ない、どうでもいいようなネタです

・対向列車の挙動
本作の対向列車は速度の変更ができないようで、
駅出発前にホームに入ってくる列車は、改造して視点を横や後ろに向けると
そのまま通過して走り去ってしまいます。
また駅到着手前で出会う、出発直後でゆっくり走ってくる車両も、
その場で停止して観察すると加速せずトロトロ進んでいくのが確認できます。
初代の時点で駅に入ってきた対向列車が減速して停車出来ていたのを考えると、ちょっと手抜きな感じがします…

・PS2初期版のバグ対応に関して
当時としてはシリーズ最大級のボリュームに対し開発期間が足りなかったのか、
PS2の初期版ではプレイに支障のあるバグが多かったのですが、
後に苦情を伝えたユーザーに対し、修正版との交換対応が行われていたようです。
(PS2のベスト版やWindows版もバグが修正されたバージョンになっています)

私はこの辺りの騒動は知らなかったのですが、当時の情報をまとめると、
2月末…PS2版発売
5月…雑誌付録でセーブデータ配布
10月…修正版交換対応開始
となっていたようで、
上記の修正版が出る前に、一部の隠しダイヤが出ない問題に対して、
これを含めた全ダイヤを開放したセーブデータが雑誌の付録CDに収録されていました。
(これを修正版と混同しているサイトもある様ですが、両者は別物です。
 雑誌付録のものはあくまでもセーブデータのみの配布の様なので
 それ以外のバグに関しては直らないと思われます)
なお、PS2のベスト版のデータの日付は2003年9月になっているので、
時期的に考えて交換対応した修正版と同内容ではないかと思われます。

なお修正版に関しては公式アナウンスは一切無かった様ですが、
(あくまで苦情を伝えた交換希望者にのみ対応するという扱い)
雑誌付録のセーブデータに関しては一応当時のサイトにアナウンスがあった様です。

ただしトップページで無い所にこっそりと書かれていた上、
その内容は「完成直前にある事情で問題が発生したため削除したが、今回雑誌の協力でデータを収録してもらえることになった」
というものですが、問題があったから削除した筈のダイヤを開放するデータを配布している、
(=ダイヤそのものには問題は無い?)
そもそもダイヤ一覧にスペース自体はあるし攻略本にも載っている(らしい、未確認)ことから、
バグで該当ダイヤが出ないだけなのを後付けで削除したということにして、
出ないのは正しい仕様なので不具合ではない(ので、謝罪や回収もしない)と誤魔化している様にしか思えません…
(結局、この後修正版が作成されて一部ユーザーに交換対応されることになったのですが)

もしこの通りだったとしても、事前にアナウンスされていた車両が出ないにも関わらず、
発売から随分経ってからあれは削除したから出ない、
どうしてもプレイしたければデータの入った雑誌を買えというのもどうなのかと思います…

ちなみに、これらのダイヤが出ないと事前にアナウンスしていた「ダイヤは90本以上」にならないのですが、
トップページではこの発表の出る辺りまでは「90本以上」の表記のまま放置されていました。
(ただしPS2版の製品パッケージでは「80本以上」表記なのでこちらは間違ってはいない)

・欠番ダイヤ
上記の初期版にあったようなバグで出ないダイヤではなく、
データはあるものの、元からダイヤ一覧に登録されていない欠番ダイヤ(没ダイヤ)が存在します。
今の所、湘南新宿ラインに2本、瀬戸大橋線に4本発見しています。

特に説明はしていませんでしたが、PS2版の改造コード(※ベスト版専用)
全ダイヤ選択可能コードでは、これらのダイヤをこっそりとダイヤ一覧に追加しています。
ただし表示は変えていない為、該当場所はダイヤ一覧では空欄のままになっています。
一応「全98ダイヤ」(本来は92)とは書いてあったのですが、今さらPS2版の改造だったせいか
公開当時はネット上では特に反応は無かったようですが、
現在は他でもこれらのダイヤに触れている方も出ていますし、
また今後も上記改造で見つけて何だこれと思われるかもしれないので、
こちらでも各ダイヤの簡単な紹介を載せておきます。
なおこれらのダイヤは前述の通り、プログラム内のダイヤ一覧テーブルに登録すらされていない
(=元々あの位置にある訳ではない)のでセーブデータのダイヤ出現フラグを変更するだけでは
出現しませんし、改造なしで出すことはおそらく不可能かと思われます。
(ダイヤ一覧テーブルにこれらの飛ばされているダイヤ番号を追加する必要があるうえ、
 それに加えてプログラム改造で出現済み扱いになっていることが必要)
↑…と思ったのですが、いくつかのダイヤは初期状態で選択可になっているようで、
 他のダイヤもいつの間にかNew!表示が付いていたのもあるので(条件を満たせば出現?)
 全部かは分かりませんが、ダイヤ一覧へのダイヤ番号の登録だけでもある程度はプレイできるようです。

・湘南新宿ライン
 北行 普通 115系 池袋発 宇都宮行き 池袋909→大宮925 難易度4
 南行 普通 115系 宇都宮発 大船行き 大宮1113→横浜1156 難易度3

PVには存在していた115系での運転です。
開発期間中に同路線から引退してしまったそうで、それが原因なのかはわかりませんが…
(どちらにしろ、2ページ目に1ダイヤだけというのはバランスが悪いので
 何かしらのダイヤが没になっていたとは思いますが)
早いうちに没が決まったのか、最初の車両紹介がなくいきなり始まります。
(ダイヤ選択画面の時刻表の画像データも存在していないようです)
南行の大船行きは南行ダイヤで唯一、大宮〜横浜を通しで各駅に停まるダイヤになっています。
(他の南行の各駅停車は大宮〜池袋と新宿〜横浜の区間運転するもののみ)

・瀬戸大橋線
 上り 普通 115系 琴平発 岡山行き 琴平1920→岡山2005 難易度3
 上り サンライズ瀬戸 285系
          高松発 東京行き 高松2125→岡山2153 難易度2

 下り サンライズ瀬戸 285系
          東京発 松山行き 岡山631→多度津804 難易度5
 下り 普通 115系 岡山発 児島行き 岡山958→児島1019 難易度4

こちらも115系が没になってしまっていますが、開始時の車両紹介はあります。
上りの115系は本作で唯一、各駅停車で琴平から岡山まで続けて運転するダイヤとなっています。
そしてサウンドテストでボイスの後ろの方から聞いていくと存在が確認できる、
サンライズ瀬戸も実はデータがあったりします。
(ただしサウンドテストの「サンライズ瀬戸 〇〇行き 発車します」の音声は実際には使われてない?)
下りのサンライズ瀬戸はどうやら条件で高松行きと松山行き(ゲームでは多度津まで)の
2パターンのどちらかに変化するらしき痕跡が確認できるのですが、(実際に機能しているのかは不明)
当サイトの改造でプレイする場合、ロード時の電光掲示板と車内アナウンスは高松行きなものの、
実際に運転するのは常に松山行きになるようです。
(電光掲示・アナウンスは両バージョンのデータがあるのは確認しています)

こちらの4ダイヤは時刻表の画像データは存在しますが、
他のものと書式が少し違うので(上記のPV同様、開始駅の時刻が:付きの表示、途中の停車駅が〇表記)
そういった仕様が固まる前の時期に没になってしまったようです。
そのせいか、サンライズは上記の他にもロード中の停車駅表記に抜けがあったり、
ダイヤ設定がおかしい区間がある等、作成途中で放棄されてしまった感じがあります。


この他にも、入門編の2ダイヤとハウステンボス&みどり22号の早岐から始まるバージョン
(車内アナウンス一切なし、ロード中の表示は何故か上記のサンライズ瀬戸松山行きバージョンで
 データが無い部分をムリヤリ読んでしまっているだけかもしれません)
の3つのダイヤも番号が割り当てられているので選択できるようにしたかったのですが、
開始駅を選択する場面の時刻表のデータが無い為、
実機では分かりませんがエミュレーターではフリーズに近い状態になるので
上記コードでは入れていません。
(超低速で動作はしているので、そこを乗り切って決定して運転画面まで行けばプレイは可能)

なお、当サイトのWindows廉価版用の改造パッチでも、当初はやはり説明なくこっそりと対応していましたが、
現在のバージョンでは説明を入れるようにしてあります。
上記のPS2版に入れてなかったものも固まらないようなので選択可能にしてあります。
(最初は開始駅の選択が空欄ですが、何度かカーソルを上下すれば青くなり選択可能になります)

・ダイヤ番号の並び順
どこかのサイトで「時刻表風のダイヤ選択画面にするなら下りが先だろう」と書かれていましたが、
実はデータ上ではダイヤ番号は下り→上りの順(湘南新宿ラインは南行→北行)で割り振られています。
理由は不明ですが、現在のメニュー画面になる際、上が下りで下が上りだと
詳しい人以外は違和感を感じると思うので逆になったとかなのでしょうか。

・入門編の運行速度の目安
速度の目安を言ってくれないのに早い・遅いと言われる地点があるという、
シリーズの中でもかなり不親切な入門編ですが、
ちょうど良い速度と言われたことが無かったので色々試してみました。

まず、「早い」と言われるので時刻が条件かと思っていたのですが、
見ているのは速度の方だけでした。それなら「速い」なのでは…
湖西線の方のみ試してみましたが、80km/hが正解のようです。
ぴったりだと「そのまま速度を保ってください」とメッセージが出ますが、
1km/hでもずれるだけで「ちょっと早め/遅め」と言われてしまうので、
指示通りにするとかえって正解の速度から離れてしまう可能性があります。

・漢字間違い?
PS2版でプレイした場合は表示が潰れてしまうので分かりにくいのですが、
九州路線のダイヤ一覧画面で、鳥栖の表記が鳥になってしまっています。
最初は「栖」の下側が文字サイズの関係で潰れて欠けているように見えるだけかと思ったのですが、
↓の拡大画像で見ると明らかに「柄」になっています。


・使われなかった?演出・画像など
本作では車止めにぶつかりそうになった場合は直前で画面が暗転してしまいますが、
過去作の車止め激突のようにカメラが激しく揺れる処理も実装はされています。
現在のゲーム状態を示すメモリが特定の値になると発動するようになっているので
プログラム上ではできるようになってはいるのですが、
自主規制?で暗転に変更になったのかと思われます。

また「ATS確認違反」という減点項目や、「ATS強制確認」という画像も
用意されているのですが、多分使われていない?と思われます。
説明書にATS確認の方法が載っていたり、過去作では距離表示ON/OFF切替と兼用で
ボタン割り当てされていたのが、本作では山陽新幹線編同様にATS確認専用になっていたのも考慮すると
もしかすると、終着駅で注意信号が出る駅は通勤編の鉄人モードや山陽新幹線編のリアルモードのように
ATS確認を必須にするつもりだったのかもしれません。

他にも画像データを見ると、「鶴見線205系」の文字と同車両の前面のCG、
車両のテクスチャデータもあり、運転可能な車両として登場予定があったことが伺えます。
ゲーム中の路線案内には「近く205系車両も登場予定」の文章があったので、
205系登場予定の発表をもとに、とりあえずデータを作ったものの、
結局開発期間中には運行されなかったため、没となってしまったのでしょうか。
(wikipediaに載っている運行開始日を見ると、PS2版の発売日よりも1年以上後だったようです)
※追記:どうやら試作で当時1両だけ存在していたらしいので、それをもとにした模様?
    また前面CGは同形式の別の車両(南武線用?)になってしまっているようです。

また細かい所では資料館では駅弁や駅そばの写真は駅紹介に含まれていますが、
当初は独立した項目にするつもりだったようです。(「駅弁紹介」「駅ソバ紹介」の画像が存在)

音声データも毎度のことですが未使用のものが色々とあります。(特に鉄ちゃん関連)
恐らく開発と同時進行でゲーム仕様やセリフが確定していない状態だったりして
「使うかもしれない」レベルのものでも収録したり、過去作でも使ったセリフを
一通り収録したりなどの事情があるのでしょうが…
Windows版であればファイル形式はwavファイルなので(拡張子は.wntに変えられてはいますが)
いろいろ聞いてみると発見があるかもしれません。




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