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電車でGO!プロフェッショナル仕様(本格的シリーズ版)
電車でGO!名古屋鉄道編(爆発的1480シリーズ版)
汽車でGO!(爆発的1480シリーズ版)
このページでは上記3作品について紹介しています。

それぞれ、元は初代PSで家庭用オリジナルとして発売され、
PS版では初代からのブームに乗って同時に制作していたのか、
割と近い時期に3作品とも発売されていたと思います。
Windows移植という面では3作品とも似たような点が多いのでまとめて紹介します。

基本的にはPS版とほぼ同内容ですが、一部仕様が変更されている所もあります。
CD-ROMから読み込むPS版に対し、こちらはHDDにインストールするのでロード時間の
待ち時間が短縮されて快適性が上がっています。
ただ、運転中に音声などの読み込みが入る場合、PS版では裏で読み込みながら動作するのに対し、
こちらは読み込みが終わるまで待つ形になるのか、
私のPCでは時々ですが一瞬引っ掛かるように画面が止まることがあります。
(単にこちらの環境の問題なだけで、最近のPCの内蔵SSDなら問題ないかもしれません)

キーボードでの操作はこれまでの作品同様になっていて、家庭用からの移植作品でたまに発生する、
ゲーム機のボタンをそのままキーボードに当てはめただけとか表示がそのままといった手抜きはありませんが、
資料館のモデル表示ではInsert/Delete/Home/End/PageUp・Downの各キーが割り当てられているので
ノートパソコンでは配置的に操作しづらいかもしれません。(これは以降の作品でも同様です)

データファイルはXA音声がWAVファイル(*.d13)、ムービーがmpegファイル(*.d10)と
Windows用に変換されていたり、他にもWindows用に変更・追加された画像もありますが、
多くはPS版のデータをそのまま使っているようで、
ファイルによっては日付がPS版の発売日以前になっていたりします。
(効果音データもXA音声のようにWAVに変換はされておらず、PSのADPCM形式のまま収録されています)
PS版はデータファイルがひとまとめになっていましたが、
こちらはファイル単位で分かれているのでデータ解析をしたい人は(いるかは分かりませんが)
こちらの方がやりやすいかもしれません。

XA音声はPS版ではサンプリングレートが17900Hz、37800Hzの2種類がありますが、
Windows版では37800Hzのものは22050Hzに落とされています。
(ただし普通に聞く分には違いは分からないレベル)

一方でムービーはPS版は15fpsでしたが、プロ1・名鉄編ではマスターデータから再変換したらしく、
Windows版では30fpsになり、画質も上がっているような気がします。
汽車でGO!のみ、PS版のデータをそのまま変換しているのか15fpsのままです。
(データ上は30fpsだが、同じ画像が2フレームずつ続いていて実質15fps)

なおポケットステーションのミニゲームは入っていない他、(それらしきデータファイルは存在)
名鉄編のワンハンドルコントローラ用のゲーム(ワンコンでDO?)と、
汽車のCD音声トラック(警告音声とOP曲の別バージョン)は未収録となっています。

セーブデータも先頭のあたりにPSのメモリーカード画面で表示されるらしき文字列が
あるのでPS版と同等と思われますが、実際に互換性があるのかは不明です。
ちなみにセーブはPS版でいうオートセーブ状態に固定されていて、
PSと違いセーブデータの読み書きが一瞬で完了する為かメッセージ表示は一切出ません。
セーブデータの整合性チェックがあり、変に書き換えるとデータを読み込めず、
「データが壊れています」などの表示もなく初期状態に戻ってしまうので注意してください。

名鉄編・汽車はインストール時に最小インストール、フルインストールの
どちらかを選択しますが、前者を選択するとムービーデータはインストールされず、
CD-ROMから読み込むようになります。
なおインストール時にムービーの読み込み先(インストール先 or CDドライブ)が
レジストリに書き込まれ、以降はここで固定されてしまうので
最小インストールで後からHDDにデータをコピーしても効果がありませんので
注意してください。(該当レジストリを書き換えれば変更可能)
「プロ仕様」では最小インストールに相当するものしかありませんが、
他2作品同様にレジストリにムービーデータの読み込み先が書き込まれるので
ムービーデータ(DATA\Sフォルダ)をHDDにコピーした上で、
該当レジストリをこのフォルダに書き換えればHDDから読み込めるようになります。

またゲーム本体のインストールに続いて、専用コントローラのドライバの
インストーラーも続いて起動するのですが、
(このドライバは初期型とUSB版のどちらものなのかは不明)
このインストーラーは既にドライバがインストール済みの場合はアンインストールを
行うようになっている為、既にドライバがインストール済みだと
ゲームのインストール後にいきなり「ドライバをアンインストールしますか?」と
出てきたりします。


設定プログラム
画面モードなどの設定を行います。3作品とも設定項目は全く同じです。
ゲームパッド使用時の振動設定と専用コントローラの調整もここで行いますが、
操作デバイスの選択自体は3000番台までのようにゲーム内のオプション画面の方で行います。
(通勤編やPS2作品の移植ではデバイスの選択も設定プログラムで行うようになっています)


描画モードはスタンダードとハイグレード、
さらにハイグレード時のテクスチャフィルタの有無が設定できます。
画面モードはフルスクリーンとウインドウモードの選択ができます。
ウインドウモードは通勤編・新幹線のような画面サイズの問題は起きませんが、
こちらも16bitカラーモードでないと正常に動作しない場合があります。

※最近のOSでは設定によっては不具合が発生する場合があります。
(詳細は別ページを参照)

スタンダードモードはポリゴン描画がPS版並の解像度となって表示が荒いです。
ハイグレードモードはWindows版の解像度(640x480)に合わせた描画になるのですが、
元々のPS版が解像度が低く(320x224)、メモリも少ないハード用のポリゴンなので
これまでのアーケード移植に比べるとグラフィックはやや劣ります。
この為か、本来はまっすぐな線路がガタガタと波打っているように歪んで見えたり、
PS版の描画処理をそのまま持ってきているのか、線路脇にある看板が手前まで近づくと
急に表示が歪んだり(テクスチャの傾き方が変わる)することがあります。
また少なくともWindows7以降のハイグレードモードでは、
2D画像がぴったり2倍の表示にならないのか運転画面で文字がガタガタに見えたり、
フィルタを有効にすると文字が潰れて見えなくなってしまいます。

・モード毎の比較(プロフェッショナル仕様)
 (スタンダード、ハイグレード+フィルタ無効、ハイグレード+フィルタ有効)
     
(参考:Windows版高速編の同箇所の画像)
 

※以降の画像はハイグレードモード+フィルタなしの状態のものです。



電車でGO!プロフェッショナル仕様(本格的シリーズ版)



画面モード : 解像度640x480、フルスクリーン・ウインドウモード選択可能、Alt+F4での終了可能(確認あり)
セーブデータ : インストール先のDenP.dat(※)
※Windows Vista以降でProgram Files (x86)フォルダ以下にインストールした場合、VirturlStoreフォルダ
 (C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\VirtualStore\Program Files (x86)\以下)に保存される場合あり

キーボード操作方法
[マスコン] カーソル上下 [ブレーキ] カーソル左右 [警笛] Space [ポーズ] Esc [メーター表示切替/ATS確認] Enter
[マスコン解除] Delete [ブレーキ解除] Home [非常ブレーキ] End
カーソル上下のみでマスコンとブレーキを行う方法(ワンハンドル風)も選択可能

初代+PS版2+αの路線を収録し(ただしダイヤ自体は過去作と異なる)
隠しダイヤも含めて10路線(区間)85ダイヤという大ボリューム、(初期状態でも40ダイヤほど選択可能)
システム自体もPS版2をベースにナビゲーション機能の搭載など改良されて
初期作の中でも人気の高い作品です。(そのせいか中古価格はPS版/Win版共にシリーズ内でも割と高め…)
特にダイヤ数は同時期の作品が10〜20程度であることを考えれば断トツの多さで、
単純なダイヤ数だけで比較すれば、家庭用で本作より多いのはプロ2(92ダイヤ)だけかと思います。
欲を言えば、3000番台のみ収録の路線と入門編も入っていれば完璧だったと思うのですが…

入門編が無い=シリーズ経験済みの前提?という意味では、
PSで本作の前に出たPS版2の追加ディスク的なものとも言えますが、
そもそも本作は元々PS版2で没になったものを復活させた、完全版的なものではないのか?という声も一部ではあります。
この辺りは長くなる上、おそらく間違いも多々あると思われるので別ページにしておきます。

本作からナビゲーション機能で速度制限の予告が事前に分かるようになったので
いきなり速度制限予告→減速が間に合わず大幅減点→ゲームオーバーという状況は減ったものの、
PS2作品のものと違い、ナビゲーションに表示されるのは「予告(点滅)が始まる位置」なので
減速が早めだとかえってダイヤに遅れてしまうので注意が必要です。
(なので、予告の長い低難易度のダイヤではナビ表示の少し先で制限速度まで落ちるように減速していきます)
また、ATCで運行する山手線・京浜東北線はシステム上ナビゲーションが表示されないので
2のように急な制限に対応できずに減点される危険性があります。

このWindows版はネット情報によると、スコアの計算がPS版と異なる場合がある、
爆発的シリーズ版だと踏切事故が発生しないらしい、という違いがあるようです。
また映像フロア(ムービー鑑賞)に「お・ま・け」表記でPS版2の「LOVE特急こまち」の映像が
追加されています。

ダイヤ選択後に停車駅の案内が表示され、PS版ではここで読み込みでしばらく待たされますが、
Windows版では読み込みが短いので、すぐに「スタートボタンを押してください」が表示されるかと思います。
その後の車両紹介画面ではPS版では30fps動作だったのですが、
Windows版では何故か60fps動作になっているので動きが速く、
曲が終わる前に次の画面に移ってしまうこともあります。
(名鉄・汽車ではちゃんとPS版同様に30fps固定になっています)

本作は一部の隠しダイヤの出現条件に「特定のダイヤをノーコンティニュークリア」
というのがあるので、ある程度の腕前が無いと全ダイヤを遊べない可能性があります。
(ただしWindows版も同じ仕様かは未調査)
PS版ではポケットステーションのミニゲームをクリアできればこの問題を回避できますが、
(最後の隠しダイヤ以外は解放可能で、その最後の隠しダイヤもコンティニューの有無は問われない)
Windows版はポケットステーションに対応していないので、その手は使えません。
ただしどうしてもできないという場合は、正規の方法ではないですがレジストリの変更で全ダイヤを
出現させてしまうことは一応可能です。
なお後に出た山陽新幹線編でもノーコンティニュークリアが必要な隠し要素はあったものの、
ノーコンティニュークリアでないとダイヤそのものが出現しないというのは本作のみとなっています。

     
     




電車でGO!名古屋鉄道編(爆発的1480シリーズ版)



画面モード : 解像度640x480、フルスクリーン・ウインドウモード選択可能、Alt+F4での終了可能(確認あり)
セーブデータ : インストール先のdenm.dat (※プロ仕様同様、VirtualStoreフォルダ以下に保存される場合あり)

キーボード操作方法
[マスコン] カーソル上下 [ブレーキ] カーソル左右 [警笛] Space [ポーズ] Esc [メーター表示切替/ATS確認] Enter
[マスコン解除] Delete [ブレーキ解除] Home [非常ブレーキ] End
[ミュージックホーン] V,B,N
カーソル上下のみでマスコンとブレーキを行う方法(ワンハンドル風)も選択可能

シリーズ初の私鉄編です。
上記のプロフェッショナル仕様は過去作のデータを再利用しつつ新規要素を加えた作品でしたが、
こちらは完全新規の作品となっています。
スタッフロールを見ると(PS版の)製作スタッフはプロフェッショナル仕様とは別チームのようです。
(プロフェッショナル仕様のPS版はPS版2とほぼ同じメンバー)
路線選択画面はPS版2と同様ですが、システム自体はナビゲーションがあるなど
プロフェッショナル仕様と同等のようです。
またミュージックホーンやフリーラン、路面電車など、本作独自のシステムもあります。
本作ではメニュー画面やジングルなど、シリーズおなじみの曲の多くがアレンジされていて、
これまでとは少し違う感じになっています。
また資料館も車両の紹介だけでなく、観光案内や各季節の沿線風景などもあります。
その代わり、車両のポリゴンモデルの閲覧は本作には未搭載のようです。

ちなみにフォルダ名に「DENGO3」となっているものがあるのを見ると、
本作はPS版2の続編という位置付けのようです。

PS版では初期状態では一部のダイヤがロックされ、他のダイヤをクリアしないとプレイできないように
なっていましたが、Windows版では最初から全ダイヤが選択可能になっています。
(フリーランは従来通り該当ダイヤのクリアが必要)
ちなみに音楽鑑賞(サウンドテスト)では本編未使用の曲(Win版未収録のワンコンでDO?の曲を含む)は
混乱を避けるためか説明が「おまけ」表記に変更されています。
このうち「おまけ2(PS版では「合格」)」「おまけ3(「落第」)」はPS版2の没音声が初出と思われ、
PS版での項目名からすると、入門編かPS版2で没になった養成所モードあたりで使う予定だった曲なのでしょうか。

     
     
     


・マニアックな話
メニュー画面のテクスチャデータには「オートパイロット」という未使用の項目名が入っていました。
自動運転でもするのか、それともデモ画面のようなリプレイを流すつもりだったのでしょうか。
PS版にはノンストップダイヤという、終着駅以外全通過という未使用データがあるらしいのですが、(→参考動画)
Windows版でも出せるかは未調査です。(データは残ってそうな気もしますが)
(追記)Windows版でも残っているようなので、メモリか実行ファイルの書き換えでプレイ可能なようです。



汽車でGO!(爆発的1480シリーズ版)



画面モード : 解像度640x480、フルスクリーン・ウインドウモード選択可能、Alt+F4での終了可能(確認あり)
セーブデータ : インストール先のDenK.dat (※プロ仕様同様、VirtualStoreフォルダ以下に保存される場合あり)

キーボード操作方法(4パターンから選択)
※汽車操作に相当する操作(逆転機のマニュアル操作や空気ブレーキ)を出来るのはキーボードのみ
  専用コントローラー・ゲームパッドでは電車操作相当になる
電車操作1 : [加減弁] カーソル上下 [ブレーキ] カーソル左右 ※逆転機は自動操作
電車操作2 : [加減弁] :/・(け/め) [ブレーキ] ./_(る/ろ) ※逆転機は自動操作
汽車操作1 : [加減弁] PageUp/Down  [逆転機] カーソル上下 [ブレーキ] カーソル左右
汽車操作2 : [加減弁] :/・(け/め) [逆転機] A/S [ブレーキ] ./_(る/ろ)
※電車操作ではブレーキは従来通りの段階式(レバー位置左から切〜ブレーキ1〜8〜非常)
 汽車操作では空気式(ブレーキ緩め〜保持〜強め)
共通操作
[ドレイン] N,3 [警笛] Space,2 [砂まき] V,1 [投炭(2Pモードのみ)] 5
[視点切替] M [メーター切替] Enter [ポーズ] Esc
[入門編のメッセージ送り] PageDown

数字キーはキーボード左上の数字キー、テンキーのどちらも使用可能

今の所シリーズ唯一のSLを運転できる特別編(番外編?)です。
タイトルが「電車でGO!」では無いせいかは分かりませんが、Windows版で一番安く購入できました。
(↑訂正)一番安く買えたのは初代(約1700円)で、このソフトは2番目でした。
(それでも中古で約2000円と、廉価版の定価よりも高かったのですが…)
ただ上記の通り従来作より操作が増えて複雑になっているのもあって、あまりプレイできていません…

元々のPS版は外注作品で、アクセスという会社がメイン開発を担当、
タイトー側のスタッフは企画・プロデュース関係が主となっているようです。
この為か画面構成自体はシリーズを踏襲しているものの、
何だか雰囲気が異なった作りになっています。
音楽もOPムービー以外は外注側の担当で、単体で聞く分には問題無い出来なのですが
最初は違和感が結構ありました。

運転士の音声は上記2作品とは別の方が担当していて、「進行」の言い方が特徴的です。
(おそらく旅情編の江ノ電の運転士音声と同じ方ではないかと思いますが、
 こちらのスタッフロールには声優の項目が無いので本当にそうかは分かりません…)

システムはこのページの3作品で唯一ナビゲーションが無く、2の時代に逆戻りです。
PS版2の音声が一部残っている(置き換えて使っている?)のを見ると、
本作はPS版2時点でのシステムを改造する形で作られていたのかもしれません。
ちなみに、PS版ではCDトラックに警告音声と音楽トラック2つが付いているのもPS版2と同じです。
(ただしWindows版では未収録、音楽トラックはOP曲の通常バージョンと別バージョン)
また仕方がない面もあるものの、車両は3種類・ダイヤ数が8(4区間×2難易度)しかないのも
寂しいというか物足りないかなと思いました。
(そのうちの京浜東北線は一部グラフィックの変更があるものの、基本2の使いまわしですし…)
ただ京浜東北線以外の区間は完全新規な上に、プレイできるのは今の所本作のみなので、
そういう意味では貴重です。

また、本作には後の作品に先駆けて運転席視点と視点切り替えが搭載されています。
(前方が見づらいなどの欠点もありましたが)

操作は従来作より使うボタンが増えて複雑になっています。
キーボードの操作タイプでは電車操作と汽車操作の2種類があり、
電車操作ではブレーキ表示が従来と違っていて分かりづらいものの、
実質的には従来通りのブレーキ(8段+非常)となっています。
汽車操作は逆転機の操作が増える他、ブレーキが空気式となります。
(レバーが中央より左でブレーキ緩め、右で強める、旅情編と違いキーを離しても
 センターに戻らずその位置を保持)

PS版ではシステム上、ブレーキの強弱のボタンが他作品と逆になってしまったのですが、
Windows版は元からカーソル左右がそのまま対応しているので他作品と同じように操作できます。
またキーボード使用時なら全ての操作が割り当てられているため、2Pモードも一人でプレイが可能です。
一方でPS版ではツーハンドルコントローラー+汽車操作で、空気ブレーキが再現できたようなのですが
Windows版では専用コントローラー使用時は電車操作モード相当のみとなっています。

ちなみに入門編のメッセージ送りは本作のみ何故かPageDownキーのみ?で(操作タイプに関係なく固定?)
分かりづらいです。(他作品はスペースキーなどで送れるので最初はやり方が分かりませんでした)

タイトーロゴ、タイトル、メニュー画面では何故か効果音の周波数の設定が間違っているらしく、
本来よりも再生速度が速く、高い音になってしまっています。
またPS版もそうだったようですが効果音に対して車内アナウンスや駅名歓呼の音声が小さく、
何を言っているか聞き取れないレベルです。

元が外注制作だったことが関係しているのかは分かりませんが、
開発時のファイルをそのまま持ってきてしまったのか、
ファイル名の拡張子が他のPS移植同様の「.d〇〇(数字2桁)」になっているものと
上記の名前に変える前?の、拡張子が違うだけで内容が全く同じファイルが重複して存在していたり、
恐らくWindows版では使っていないであろう、wavに変換する前の?XA形式の音声データが残っていたり、
容量を食うムービーも、微妙にファイルサイズが違うだけのものが別フォルダにあったりと
このWindows版はファイル構成に無駄が多いです。(重複分を省けば2/3位の容量で済むのでは…?)
その割に、前述の通りPS版でおまけで入っていたCDトラックが入っていなかったりします。

     
     
     


・マニアックな話
実行ファイル内には「おまけ路線です。〇〇(路線名)をクリアするとプレイすることが出来ます。」
というメッセージが各路線分(4種類)入っています。
名古屋鉄道編のPS版のように右ページ分にロックが掛かっている予定だったのか、
それとも、これとは別のものを用意するつもりだったのかは不明です。

ダイヤ選択画面とランキング表示で並び順がなぜか異なります。
ダイヤ選択画面:京浜東北線→ばんえつ物語号→SL碓氷号→磐梯・会津路号
ランキング画面:京浜東北線→SL碓氷号→ばんえつ物語号→磐梯・会津路号

上記2作品とはエラーメッセージなどは共通のようですが、
本作のみ、「DINO CRISISの実行にはサウンドボードが必須です」という文字列があります。
(他は「電車でGO!の実行には〜」になっている)
このことから、本作の移植はディノクライシスのWindows版と同じ所が担当しているようです。
(他の2作品も共通点が多いので移植担当は共通かと思われます)



・レジストリの隠し設定について
※レジストリの変更は自己責任でお願いします。
 また、下記の内容は廉価版、Windows7以降の場合です。
各作品とも、レジストリに設定プログラムでは変更できない隠し設定があります。
(該当場所に項目が無い場合、MOVIEのみ文字列値、それ以外はDWORD値で追加する)

[3作品共通]
 MOVIEALL … 1だと資料館でのムービーを全て再生可能、0だと見たことのあるもののみ
 MOVIE(文字列値) … ムービーデーターのあるフォルダ名(「.\」で始めることでインストール先を基準とした相対指定も可能)
 ※MOVIEALLは0の状態がPS版相当なのですが、私の環境では1(最初から全選択可)が初期状態でした。
  (ただ、もしかすると調査の為色々いじっているうちに変わっていたのかもしれませんが…)

[プロフェッショナル仕様]
HKEY_CURRENT_USER\Software\UNBALANCE\電車でGO!プロフェッショナル仕様
 SELECTALL … 1にすると全ダイヤを選択可能
 FREERUN … 1にするとプレイ中持ち時間が減らない

[名古屋鉄道編]
HKEY_CURRENT_USER\Software\UNBALANCE\電車でGO!名古屋鉄道編(爆発的1480シリーズ)
 FREEALL … 1にするとクリアしていないダイヤでもフリーランを選択可能
 DEMOLONG … 1にするとタイトル画面のデモループでランキング画面がスキップされる

[汽車でGO!]
HKEY_CURRENT_USER\Software\UNBALANCE\汽車でGO!(爆発的1480シリーズ)
 AllClear … 1にすると全ダイヤが金星でクリア扱いになり、資料館の内容も全て選択可能になる
 RendKisha … 1にすると運転画面で車両のグラフィックが非表示になる (比較画像)




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