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電車でGO! PC版(Windows版)関連のメモ

ここでは「電車でGO!」シリーズのPC版(Windows版)について、
持っている作品の、わかっている範囲内での情報を書いていこうかと思います。

注意事項
・基本的にPC版固有の事項を中心とし、ゲームそのものへの言及はあまりしません。
・私の環境は最初の公開当初はWindows 7 Professional 64bit、
 持っているのは新幹線とプロフェッショナル2が通常版、その他は廉価版でしたが、
 その後Windows 10 Professional+全作品廉価版に変わっています。
 Windows 10ではプロテクトが非対応になった関係で通常版が動かなくなってしまったので、
 基本的に廉価版のみの確認になります。
 他にも通常版と廉価版で仕様が異なる可能性もあるので注意してください。



下記項目は別ページに分けています。
Windows版の隠し設定
Windows8.1/10での動作状況(一部のみ検証)



作品一覧
Windows版は全てアンバランスから販売され、
その後廉価版(爆発的1480シリーズ、本格的シリーズ)として再発売されましたが、
現在は全て生産・販売は終了しています。

販売終了に伴ってかアンバランスの製品情報ページのリストからも消えてしまいましたが、
リンクが外されただけで廉価版のページ自体は残っているようです。(2018年3月時点)
(通常版のサイトも一部残っているようなのですが、
 各作品のトップページが廉価版ページへのリダイレクトに書き換えられてしまっているので載せていません)

ページ自体も削除されてしまいました。(2019年1月確認)
このため、ソフトの詳細はInternet Archiveに保存されている過去のページを参照してください。
(上記ページにリンクのない初期作品の通常版のページに関してはこちらから進んでください)

また一部作品はゲーム情報サイト4gamerで体験版が配布されています。

なおPS等の家庭用版と区別するためか、それとも販売元の違いによるものか、
どの作品もパッケージには「Windows(R)版」の文字が入り、
パッケージデザインも独自のものになっています。

サポートページ(※通常版と廉価版ではアップデートプログラムが別の様なので注意)

作品 リンク 備考(バージョンにより仕様が異なる場合があるかもしれません)
[爆発的シリーズ]
初代 アーケード版(初期版)の移植(EXバージョンやPS版の移植ではない)
廉価版ではリプレイ機能搭載
アーケード版の隠し路線は路線選択画面で個別に選択可能
2高速編 アーケード版初期バージョン(量産車)の移植(PS版の移植ではない)
廉価版ではリプレイ機能搭載
2高速編 3000番台 上記2高速編のバージョンアップ版の移植
メニュー画面のレイアウトが違うなど、上記のものとは仕様が異なる点あり(DC版ベース?)
リプレイ機能標準搭載
アーケード版の隠し路線は初めから選択可
DC版同様、全路線クリアでPS版2の「LOVE特急こまち」のムービー解禁(未確認・ファイルは存在)
SVGA表示(800*600)対応
名古屋鉄道編 全てのダイヤ・ムービーが初めから選択可能
汽車 ムービーは初めから全て閲覧可能
[本格的シリーズ]
プロフェッショナル仕様 体験版(4gamer) ムービーは初めから全て閲覧可能(PS版2の「LOVE特急こまち」も追加で収録)
PS1移植で本作のみフルインストール機能無し(ムービーはCDから直接再生される)
(ファイルコピー+レジストリ編集で強引にHDDインストール可能、名鉄・汽車は選択可能)
本格的シリーズ版だと踏切事故が発生しないらしい?
3通勤編 ダイヤ改正 体験版(4gamer) アーケード版ダイヤ改正バージョンの移植(PS2版[こちらは初期版ベース]の移植ではない)
Windows7以降+GeForce系のグラフィックボード等で2D画像が表示されない不具合あり
修正パッチがあるが廉価版のみ対応?なので注意)
山陽新幹線 PV 体験版(4gamer) PS2の修正版・Best版相当の移植(PS2修正版同様、マップオブジェクトが削減されている)
環境によっては一部色化け・パレット変更による演出に未対応、建物のテクスチャのちらつき等、
軽微な描画の不具合の可能性あり
(2D画像の色化けのみ、修正パッチで一部改善する可能性あるが廉価版専用)
本作以降は画面解像度を細かく指定可能(ウインドウモードのサイズは本作のみ制限あり)
bgmフォルダに未使用曲多数あり(PS2版のディスクに入っていないものもあり)
旅情編 PV 体験版(4gamer) 初期状態では運転画面は30fps(60fps表示は要レジストリ編集※)
プロフェッショナル2 PV 体験版(Internet Archive) PS2の修正版・Best版相当の移植
駅以外でも常時視線移動可能になる追加機能あり
FINAL PV 体験版(4gamer) 初期状態では運転画面は30fps(60fps表示は要レジストリ編集※)
スペックと設定次第ではPS2版よりオブジェクトの描画距離が長く(もしくは短く)なる場合も
※旅情編、FINALの運転画面はデフォルトでは常時フレームスキップが掛かっているため、これを解除するには
 レジストリのHKEY_CURRENT_USER\Software\TAITO\電車でGO!旅情編(電車でGO!FINAL)内の「frameskip」の値を0にする
 (項目が存在しない場合は「DWORD 32bit値(REZ_DWORD)」でframeskipの項目を作成する)

PSからの移植作品はポケットステーションや名古屋鉄道編のワンハンドルコントローラ用のミニゲームは未収録
ゲーム以外のソフトとして「電車でGO!デジタルコレクション」なるものも出ていたようですが詳細不明
爆発的1480シリーズのパッケージは音楽CDと同様のCDケースのものと、
後で再発売されたDVDケースと同サイズのものの2種類あるようですが、内容に違いがあるかは不明

旅情編とFINALはフォルダ名・実行ファイル名がそれぞれ「nonbiri」「perfect」なる謎の名前になっているが
PS2版のプログラムファイル内にもそれらしき名前の文字列が確認できるのでPS2版開発当時のコードネーム(プロジェクト名?)の模様

専用コントローラー
専用コントローラー
(DGOC-44)
ゲームポート接続、製品ページが見当たらないので詳細や対応ソフトは不明
(新幹線あたりまで対応?)
PS1用や下記USB版同様のツーハンドルコントローラーだが
SELECT・STARTボタンが無く、ボタンはA〜Cボタンのみ?
専用コントローラーUSB版
(DGOC-44U)
製品ページ(Internet Archive) 上記ゲームポート用(DGOC-44)とは見た目が似ているが別物(買い間違い注意)
PC版全タイトルで使用可能(十字キーがないので後期作品は一部制限あり※)
ボタンが増えてSELECT・START・A〜Dボタンになっている
※後期作品ではメニュー操作はキーボードを併用するように説明されているが
 メニュー画面ではSELECTを押しながらA〜Dボタンでカーソル移動が可能
 ただし視点操作はできないなど、十字キーの完全な代用にはならない
旅情編コントローラー
(DRC-184)
製品ページ(Internet Archive) 旅情編以降のタイトルのみ対応
PS2のものとは色が違う以外はほぼ同じ?
ワンハンドルコントローラー
(DGC-255)
製品ページ(Internet Archive) PC版全タイトル対応
PS1の同名コントローラーとは別物 十字キーとA〜Dボタンあり

PS2の新幹線コントローラー、TYPE2コントローラーに相当するものは発売されなかった模様
この為、振動機能や警笛ペダルのあるPC用専用コントローラーは出ませんでした。
その代わり専用コントローラーUSB版・ワンハンドルコントローラーはWindows版全タイトルに対応しています。
(PSシリーズでは全タイトルに対応した専用コントローラーはありませんでした)

専用コントローラーも使用する場合はあらかじめ接続した状態で起動し
コントローラー設定を「専用コントローラー」にする必要があります。
(後期作品はゲーム内ではなく環境設定プログラムで設定する必要あり)
またどの作品もShiftキーを押している間は強制的にキーボード操作になります。

ゲーム内でコントローラ設定を行う初期作品においては、デバイスの分類を行っていないようで、
何かしらコントローラ類を接続しているだけで専用コントローラーや他のゲームパッド類も選択できてしまいます。
(もちろん、対応したものを選択しなければ、ボタン割り当てが異なる為正常に動作しません)
設定プログラムでコントローラ設定を行う後期作品ではデバイスの種類を認識するようになり、
対応したもののみが選択できるようになっています。

「専用コントローラーUSB版(DGOC-44U)」を持っていますが、
箱には「Windows98/Me専用」と書かれているものの、Windows7、Windows10でも問題無く動作しました。
コントローラー自体はOS側からは単なるUSBゲームパッドと認識されるので、
やろうと思えば本コントローラーに対応したソフトを自作することも可能です。
→メモ:各ボタンの値

このコントローラーはPC版全タイトルで使えるものの、十字キーが無い為、
旅情編以降ではメニュー画面でキーボード操作が必要になるので少し面倒です。
(プロフェッショナル2では運転開始前の始業検査で「TYPE2コントローラー」と表示されるので
 内部的にはPS2版のTYPE2コントローラーと同等として無理矢理対応させている様です)

ただ、この旅情編以降ではメニュー画面での操作ガイド表示がキーボードのままですが、
A〜DボタンはPS2版と同様に使用可能な他、
マニュアルには未記載ですがSELECTを押しながらA〜Dボタンで十字キー扱いになる為、
実際にはキーボードを使わずに専用コントローラー単体でメニュー操作を行うことは可能です。
(項目決定する度にSELECTを離す必要があるのでこれはこれでやりづらいですが…
 またこの操作ができるのはメニュー画面だけで、プレイ中の視線移動などには使えません)
また、この時のキーボード側のカーソルキーは「PS2専用コントローラーの十字キー」として処理されるようで、
ゲーム中の視線移動やFINALの車掌乗務(1Pモードのみ)のアナウンス駅名切替にも使えます。
ただし、これらの代用操作はFINALの車掌乗務の2Pモードでは使用できません。

なおこのコントローラーで新幹線を起動した所、他のタイトルでは問題ないのに
これだけマスコンを動かしても認識されずに特定位置から動かない症状が起きましたが、
環境設定プログラムのコントローラー調整を行ったら改善しました。

ワンハンドルコントローラーはPS1の同名コントローラーとはデザインが異なり、全くの別物の様ですが、
どうやら「マルチトレインコントローラー(MTC)」というコントローラー(PS2用、シープス製造・タイトー販売)の
デザインを流用?しているようです。
(当シリーズで不要な部分が埋められていたり、色が違う以外はほぼ同じ外見のようです)
こちらはPC版FINALと同時発売された後、2006年8月に再販の予定もあったようなのですが
タイトー経由で生産を委託していた会社の倒産によって中止になった模様です。
(他の専用コントローラー製造会社とは別の会社のようで、そちらの会社は健在らしいです)
※該当の告知ページは現在リンク切れ、Internet Archiveにも無いのでリンクを外しました

どうでもいい話ですが、専用コントローラーUSB版のパッケージデザインは
PS1の同型コントローラーのものを踏襲しているようですが、
PSの方で「実車感覚に〜」となっていた所が「実感覚に〜」と間違えています。



PC版の注意点など
PSなどの家庭用ゲーム機版と比べると、
・高解像度対応(通勤編までは殆どが640*480固定だが、後期作品はそれ以上に設定可能)
・ハードディスクにインストールするのでロード時間がPS版より短い(特にPS2作品で差が大きい)
・PS版のようにセーブデータの空き容量を気にする必要が無く、常時オートセーブで快適
といったメリットもありますが、下記のような注意点もあります。

今から購入する場合は廉価版(爆発的・本格的シリーズ版)を推奨
 下記のコピープロテクトの問題もありますし、プログラムが更新されている可能性があり、
 そのせいか適用できる修正パッチが別々になっており、最終バージョンに出来るのは廉価版のみのようです。
 (少なくとも、山陽新幹線編での2D画像色化けの修正パッチが適用できるのは廉価版のみとなっています)
 この為、XPあたりまでのPCでプレイするのでなければ、中古価格が高くても廉価版を買った方が無難かと思われます。

・環境によっては正常に動作しない(起動できない、描画がおかしい等)場合もある
 サポートが終了しているため、最新のハード・OSに対応できない可能性もあります。
 少なくとも初代、2高速編、同3000番台、3通勤編の4本に関しては、
 Windows8以降では起動できても描画に不具合が発生するなど、正常に動作しない場合があります。
  →詳細はこちらを参照
 ※追記:OSを問わず、山陽新幹線編も軽微な色化けが発生する場合があります。
     このうち、2D画像の色化けの修正パッチは上記にもありますが廉価版専用なので注意してください。
 Windows Vista以降ではCDのコピープロテクトの問題で起動できない場合もあるそうです。
 (プロテクトにSafeDiscが使われていない廉価版の購入を推奨)

・スペックが足りないとコマ落ち・処理落ちする
 (体験版があるものはあらかじめ動作確認しておくことを推奨)
 初期作品は問題ないかと思いますが、PS2からの移植作品はそれなりなスペックが必要となります。
 発売時期的にCPUのマルチコアには対応していないようなので、CPUはシングルコア性能が重要です。
 また旅情編とFINALは初期状態では常時フレームスキップが掛かって30fpsしか出ないようで
 PS2版同様の60fps動作をさせるにはレジストリ編集が必要です。(これは環境によるのかもしれませんが…)
 当時のスペックでは重かったとしても、通勤編や新幹線では標準で出来たフレームスキップの設定を
 何故付けなかったのかは疑問ですが…
 また、PS/PS2からの移植品は運転途中にマップやアナウンス等で読み込みが発生しますが、
 私のPCのHDDがへっぽこなのか、この際画面が引っ掛かるように一瞬停止することがあります。
 (同じ箇所の2回目以降はメモリキャッシュに溜まるのかほぼ問題なし、
  FINALは読み込み処理が改善されているのか引っ掛かりは殆ど感じませんでした)

・家庭用の専用コントローラーは使えない(逆も同様)
 またゲームパッド利用時のキー割り当てもPS版とは異なります。
 なおボタンの割り当ての変更(キーコンフィグ)はできません。
 (キーボード利用時はワンハンドル型・ツーハンドル型など2〜4パターンからの選択は可能)
 キーボードでは基本的にカーソルキーでマスコン及びブレーキを行うので、
 ツーハンドル型操作でも片手で速度調整が可能です。
 ※なお、非公式で家庭用の専用コントローラーに対応させるツールが存在するようですが
  家庭用のコントローラーは持っていないので詳細は不明です。

・毎回起動時にディスクチェックがある為、インストール後もCDが必要(ディスクが必要なのは当時のゲーム機も同じですが…)
 ネット認証やシリアル番号入力は無いので、最悪箱無しディスクのみで入手しても起動は可能です。
 ディスクをすぐ取り出せる爆発的シリーズ以外は毎回箱からCDを取り出すのは面倒なので、
 頻繁に起動するならCDだけ別途収納ケースなどに保管しておくことになるかと思います。
 ちなみにインストール時と起動時のチェックしかディスクの読み込みを行わないせいか、
 私が中古で購入したものはどれも目立ったキズ・汚れも無く綺麗な状態でした。
 ちなみにディスク2枚組のソフトではDisc1のみをチェックに使います。

・アーケードからの移植物(初代〜3)は基本的にアーケード版のベタ移植の為、
 家庭用の追加要素(ムービー・写真やPS版2の追加路線等)は収録されていない

・PS2からの移植作品は容量の都合でサウンドの音質が落とされている場合がある
 多くは比較しなければ気にならないという程度ですが…
 (PS2版は新幹線以降はDVD、PC版は最大でもCD2枚組でインストール後の容量は多くても2.5G程度です)
 また旅情編はムービーの解像度も落とされています。
 逆にPS1作品の場合はムービーのフレームレートが上がっている場合もあります。
 なおPS2作品は音量調整が可能ですが、初期状態の音量がPS2版のままでほぼ最大となっており
 それ以前の作品よりも音量が大きめなので初回起動時は注意してください。

中古価格が高い
 ある意味一番の問題点です。
 PC版は定価1500〜2000円程度の廉価版も出ていたのですが、
 現在は大半がそれ以上のプレミア価格になってしまっています。
 (ものによっては通常版の定価以上の場合も…)
 
 2018年時点でPS/PS2版は中古価格が高騰気味のプロ2のベスト版やFINAL等を除き、
 初代や2は数百円、他も高くても2000〜3000円程度なのに対し、
 PC版はネットショップでは初期作品ですら安くても2000〜3000円前後、
 後期作品は場合によっては5000円以上、FINALに至っては10000円近くする場合もあります。
 (ネットオークション等の個人売買も使えばもっと安く手に入るかもしれませんが)
 
 ※(2020年5月)上記の頃に比べると、ネット価格はさらに上昇気味で、
  ネットショップで出てくる数も減ってるような気がします。
 
 なお、私がネットショップで購入した時の価格は以下の通りでした。(2017〜18年前後、時期はバラバラ)
 この時点で既に随分高くなっていました。(全てパッケージありの状態で購入したものです)
 (あくまで私が購入した時の値段であり、当時の標準的な値段とは限りません)
 特に記載が無い場合は廉価版(定価1500円・2000円)の購入価格です。なお合計金額は計算しないでください…
   
 初代 \1,698
 2無印 \2,270
 2-3000番台 \3,420
 3 \4,250
 プロ1 \7,900
 名鉄 \4,055
 汽車 \1,980
 
 新幹線 通常版 \6,305 / 廉価版 \5,480
 旅情編 \2,726
 プロ2 通常版 \4,710 / 廉価版 \6,499
 FINAL \8,032
 専用コントローラUSB版 \11,900
 (DGOC-44U・ツーハンドルタイプ)
 
 
ちなみに、パッケージの発売元表記は作品によってバラバラで、
・発売元:株式会社アンバランス / 著作:株式会社タイトー
・(「発売元」の表記が無く単に)株式会社アンバランス / Licensed by TAITO CORP.
・販売元:株式会社アンバランス / 発売元:株式会社タイトー
等、パターンが複数あって良くわかりません。
ゲーム中のロゴ表示や権利表記はタイトーのみで、アンバランスの名前は出て来ず、
スタッフロールも基本的に移植元バージョンのままです。
(初代および2無印のみスタッフロールの最後にPC版スタッフも表示、新幹線はマニュアルに記述あり、他は無し)
また作品によっては初期インストール先やレジストリ保存先が「〜¥TAITO¥(タイトル名)」になっていますが、
廉価版では「Unbalance」に変更されている場合あります。



廉価版について
通常版で持っているのは新幹線とプロフェッショナル2のみなので、
あくまでも「通常版で買ったものの共通点」「廉価版の共通点」の比較になります。
現在はパッチやディスクチェックの点から、廉価版を買った方が無難かと思われます。
※ここでいう「廉価版」とは「爆発的1480シリーズ」「本格的シリーズ」でリリースされたものを指します。
 通常パッケージの3980円などの価格改定版は含めません。

・パッケージが通常版よりも小型化
 通常版はPCソフトによくある大きめの紙箱で、内部の段ボール製の内箱にディスク・マニュアルが収納されています。
 (ディスク自体は一般的なプラのCDケースで収納されています)
 爆発的シリーズはCDケース(初期?)もしくはDVDケース(再販版?)と同等のものです。(すぐにディスクが取り出せて楽)
 本格的シリーズはDVDケースより一回り大きい程度の紙パッケージです。
 内部は通常版のように内箱にディスクが収納されていますが、
 ディスクケースはプラケースではなく不織布ケースに変更されています。

・冊子のマニュアルは無く、ディスク内にPDFデータで収録
 (代わりにインストール方法等が書かれたスタートマニュアルの紙が入っています。中古だと欠品しているかもしれませんが)
 この為、中古でディスクのみという場合でも問題ありません。
 (前述通り、ネット認証やシリアルコード入力などもありません)
 なおPDFデータはCDから直接見られるのではなく、
 他のゲームデータと一緒にインストールされる形になるので
 インストール前にマニュアルを読んでおく、ということはできません。

・権利表記の西暦の部分が廉価版の発売年に変更(もしくは追加)
 また、プログラムも更新されているのか、実行ファイルの更新日時も廉価版発売日付近になっています。
 このためか、通常版と修正版では修正パッチに互換性が無いようで、
 廉価版新幹線のパッチを通常版の環境で実行しても更新されませんでした。

・1、2(無印)の通常版はINIファイルに特定の値を書き込むことで
 持ち時間999秒などの隠し機能が利用できたらしい(未確認)が、廉価版では無効になっている?

・(一部作品のみ?)起動時のCDチェックの方法が変更
 廉価版は普通にCDを入れておけば起動するのですが、
 少なくとも新幹線とプロ2の通常版は私の環境ではひと手間必要でした。



CDチェックについてのメモ

※以下はあくまでも自分の機種での話であり、環境により異なる可能性もあります
 Windows10でsafedisc絡みのソフト(新幹線・プロ2通常版など)はアイコンをダブルクリックしても無反応で起動しませんでした。
※初期作品であれば通常版でもWindows10で起動は可能のようです。(safediscは使用してない?)
 →電車でGo!がWindows10で動いた(掲示板の情報より)

本シリーズでは不正コピー防止のため、コピープロテクトが掛かっていて
起動時にCDチェックをして正規ディスクか確認しているそうです。
初期の作品は分かりませんが、「3通勤編ダイヤ改正」以降のマニュアルには
ディスクにプロテクトが掛かっているという記述が確認できます。

廉価版で買ったものはディスクを入れておけば普通に起動できるのですが、
通常版で買った新幹線・プロ2は、Windows7では「SafeDisc2」というプロテクトの影響で
私の環境ではそのままアイコンをクリックして実行しても、
 「アクセスが拒否されました 管理者権限のあるユーザーでログインして、再度実行してください」
と表示されて起動できず、アイコンを右クリックして「管理者権限で実行」をする必要がありました。
(一度正常に起動すればプロテクトドライバが常駐するらしく、
 以降はWindowsを再起動するまでは上記操作をしなくても起動できる模様)

更にプロフェッショナル2の通常版では管理者権限で実行しても同じエラーが表示され、
別途「SecDrvChangeShell」等のフリーソフトでプロテクトドライバを一時的に有効化させる必要があったのですが、
どうやらソフトに同梱されている「secdrv.sys」のバージョンの相性が悪かったようで、
同じプロテクトを採用していて正常に起動できるソフトのものに置き換えるか、
(バージョンは古くなりますが新幹線のものでも起動しました)
Windows7の場合、C:\Windows\System32\driversフォルダ内のものからコピーしてきて置き換えれば
有効化ツールを使用しなくても、管理者権限での実行だけで起動できるようになりました。
(後者はフォルダオプションで「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」の
 チェックを外してシステムファイルを表示する必要あり、
 またシステムフォルダ内の操作につき、操作を間違えないよう要注意)

なお、通常版で買った2作品は起動時に「Now Loading...」と書かれた一枚絵が表示されて
数秒読み込み(プロテクトチェック?)が行われてからゲーム本編が起動しますが
廉価版で買った他の作品はどれも一枚絵の表示は無く、CDチェックに掛かる時間も短いです。
secdrv.sysやdrvmgt.dllといったファイルもインストールされなくなっている他、
(あくまでインストールフォルダに無いだけで、別の場所にインストールされている可能性もありますが…)
通常版の2作品は実行ファイルに一部暗号化が掛かっている?ようなのですが
廉価版のものはどれもそのようなことがなく、バイナリエディタ等で
ゲーム中の一部のメッセージ文字列が確認できます。(体験版も文字列はそのまま格納されています)

リリース順が新幹線→旅情編→プロ2→FINALで、1作毎に交互に仕様を変えているとは考えづらいので
この辺りの廉価版はプロテクトやチェック部分に何らかの変更がされていると思われます。
(プロテクトの有無は分かりませんが、SafeDiscは使って無い?)

※通常版ではプロテクトドライバやチェックプログラムが起動できなかった場合のエラー表示は
 「アクセスが拒否されました 管理者権限のあるユーザーでログインして、再度実行してください」で、
 起動してチェック部分まで行ったがディスクが無いか正規ディスクだと認識できなかった場合は、
 Now Loading...の一枚絵が表示された後に
 「CD-ROMを見つけることができません。 ○○(ゲーム名)のCD-ROMを入れてOKボタンを押してください」
 と表示されます。(廉価版の場合は「○○のCD-ROMを入れてください」等で一枚絵の表示は無し)
 前者のエラーの場合は上記方法で改善する場合がありますが、
 後者の場合はこれとは別にディスクやドライブの問題も考えられます。


(2018/08/16追記)後に新幹線とプロ2の廉価版を手に入れましたが、やはり他タイトルの廉価版同様に
起動時のチェックがsafediscでは無くなっていて、通常版のような操作も必要なく普通に起動できました。





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